店舗内装工事の基本的な流れは？失敗しない業者選び3つのポイントを解説！

内装業者の決定/ヒアリング

内装業者には、デザイン設計事務所・デザイン会社・工務店と3つのタイプがあります。業者が決定したら、担当者からのヒアリングが始まります。店舗のコンセプトやイメージ、想定客層や予算など、できる限り具体的にイメージを伝えることが大切です。

プランニング/見積確認

内装業者の担当者は、現場状況を確認した上で図面作成をし、デザインを考えプランニングするのです。この期間は約3～4週間あり、とくに依頼者がやることはないので、担当者からの連絡待ち期間となります。

その後、担当者からプランの提案があります。ここで設計プランが決まるとその後の変更は難しくなるので、納得いくまで話し合いましょう。見積りも併せて提示されますので、予算と合っているか、追加工事は発生しないか、見積内容での不明点は必ず解決しましょう。

契約/着工施工

見積りに問題がなければ、いよいよ契約です。一般的に、契約時に工事見積の半額を支払い、工事完了後に残金を支払います。契約が成立したら工事着工となります。工程表も一緒に渡されますので、工程表通りに工事が進んでいるか確認が必要です。

引き渡し/アフターフォロー

工事が完了すると、消防検査・設計検査・業者内検査など、さまざまな検査が行われます。その後、依頼者が検査をします。設備が正常に稼働するか、床や壁などに汚れがないか、設計プラン通りかなど確認するのです。

また、アフターフォローを受けられる場合は、基本的に引渡しから1年以内であれば設備不備や不具合に対して、無償で修理して貰えます。

内装業者

業者が設計から施工まで、一連の内装工事を全て請け負うので、工事期間が短縮されスムーズに工事が完了します。開業まで日程が短い人におすすめです。個性的なデザインはできませんが、デザイン会社などを挟まないので、予算に応じた提案や仕様変更にも柔軟に対応してくれます。

工務店

工務店は、内装工事以外にも住宅リフォームなど、幅広い工事を請け負います。デザイナーがいないため、依頼者自身が明確な内装イメージを持っていることが前提です。内装業者と同様に、設計から施工までを請け負うので、価格も安くなるでしょう。

工務店を選ぶ場合は、店舗内装工事の経験がどのくらいあるかを、ホームページなどで調べておくことが必要です。

デザイン会社

デザイン会社は、デザインや設計のみを行なうので、オシャレな内装にしたい人や好きなデザイナーを指名したい場合はおすすめです。中には、設計から工事まで一括で請け負ってくれる会社もあるので、必ず事前に確認しましょう。

専門性のクオリティの高さ

専門性やクオリティの高い業者に依頼することで、とてもスムーズに工事が進みます。店舗内工事は、住宅内装工事とは異なるので、専門的な知識や技術が必要です。

専門性の低い業者に依頼してしまうと、施工後に設備不良がおきて、店舗に支障をきたしてしまうこともあるでしょう。

施工実績と信頼性

ホームページを確認し、施工実績が豊富な業者に依頼しましょう。デザインや施工方法、アイデアが豊富で、依頼者の描くイメージをより明確にしてくれます。また、知識や経験があるのでスムーズに工事も進み、顧客からの信頼度も高いので安心して任せられます。

こんな業者には要注意！

極端に値下げをして、飛び込み営業をしてくるような業者には要注意です。アポイントを取らずに、いきなり訪問してくる業者の営業マンは口が達者です。「地震が来たら崩れますよ」などと不安をあおるように言って、上手く話が進まないと極端に値下げをしてくる場合もあるので、注意してください。