玄関ドアのリフォームを検討すべきタイミングとは？最適な方法の選び方

玄関ドアの開閉に問題がある

玄関ドアのスムーズな開閉は、戸締りの観点からも重要なポイントです。強く押し込まないとドアがきちんと閉まらないことがあれば、外からでも開いていることが分かってしまう恐れもあります。ドアを設置してから数十年経過している場合には、ドア自体に歪みが生じている可能性も考えられるでしょう。

取り付けネジが緩んでいたり、部品交換だけで治ったりする場合もあります。しかしドア本体に問題がある場合には、リフォームを検討してください。

ドアハンドルに不具合がある

ドアを開閉するときに毎回使用するハンドル部分は、負担がかかりやすく不具合の起きやすい部分でもあります。取り付けネジを締め直すことで治るケースもあるものの、自分で行うのが難しいような場合には、リフォーム会社にご相談ください。ハンドル部分の交換で済めば、リフォームにかかるコストも抑えられます。

玄関ドアの経年劣化が目につくようになった

玄関ドアは、家の外壁と同様に雨風にさらされる部分でもあります。とくに木製のドアは「湿気」などの外気による、ダメージを受けやすい素材です。リフォーム会社では、経年劣化を防ぐようなメンテナンスも手掛けています。表面の塗装が剥がれ落ちて気になるようなときには、塗り直しが可能かを相談してみるとよいでしょう。

耐用年数を超えているような場合には、玄関ドアを丸ごとリフォームすることも検討する必要があります。

カバー工法

現在主流となっている「カバー工法」は、ドア部分のみを交換します。既存のドア枠を残したまま、新たなドア枠を被せて設置する方法のため「カバー工法」と、名前が付けられました。工事日程が延びる原因になっていたドア枠の取り外しを行わないため、最短1日で交換可能となっています。大がかりな工事が必要なくなったため、低コストで交換できるのも、カバー工法のメリットです。

既存のドア枠にカバーを被せるため、新しいドアのサイズはその分小さくなることは、頭に入れておきましょう。カバー工法でリフォームを行う際には、事前の打ち合わせで段差ができた場合の対処法などについて、相談しておくことをおすすめします。

ドア枠ごと交換する

カバー工法でリフォームできない場合には、従来通りドア枠ごと交換する必要があります。たとえばドア枠自体に歪みや割れがある、玄関ドアのサイズを大きくしたいといった場合です。ドア枠自体に歪みがあると、カバーを被せられないため、全体の交換が必要になります。

枠ごと交換する場合には、ドア周辺の壁や床を取り壊す必要があり、工事に数日かかることが見込まれます。その分玄関ドアのサイズ変更や、デザインを自由に選べるためカバー工法と比較して、選択肢が増えるのはメリットです。玄関周り全体をリフォームするような大がかりな工事を検討している場合には、ドア枠ごと交換する方法をおすすめします。

開け方の違うドアに交換する

既に取り付けられている「引き戸」タイプのドアから「開き戸」に変えたい場合には、カバー工法での交換が可能です。ただし開き戸から引き戸にする場合には、扉を収納するスペースを確保する必要があるため、カバー工法で施工できないケースもあります。かならずしもカバー工法を適用できるわけではないので、ドアの種類を変更したい場合には、事前にリフォーム会社へ相談してみましょう。